2004年後半(7ー12月) 日々雑感の目次へ トップページへ

9月15日:

この夏休みに10年ぶりに台湾に行ってみて、新聞やネットでみるほど 民生は向上してない、と感じました。
ITの大企業が密集しているこの国にあっても、 一般大衆はあいかわらず木賓榔樹の実をかじっているし。
交通の混乱、夜の暗さ、露天商たちの暮らしは変わってないようでした。

韓国のテレビドラマを見ても、同様に不景気は続いているようですし。
ひるがえって、日本の現状はどうだろう?
年収100万円の時代到来、などと雑誌spaはいうけれど、
まだまだ浮かれているのではないだろうか?
デフレ経済の、巨大な根源のとして、中国大陸がありますよね。

小田 空の「中国の思う壺」というマンガ付きエッセイを読んでます。
最初、軽い気持ちで、たんに楽しみのために読み始めたはずが、
これはたいへんな人口圧力が中国からやってくるな、と感じました。
12チャンネルのWBSなんか見てると、中国は金儲けの手段としてしか映らないが、
その世界に身を投じた、一介の漫画家(日本語教師として赴任)は 苛烈な生存競争、けっして住み易いとはいえない自然環境下にも数百万人の都市が
存在していることを目の当たりにしてきたのです。

似たような外見をもちながら、日本に生まれたことの意味を考えなおさなくてはならないと感じました。
端的にいうと、どんなむだ贅沢をぼくはしているだろうか?
毎年、エッヂの端末を買い換えてるな。それと、腕時計をいくつももってる。
クルマはもってないな。家もない。
毎日 フロにはいるのは贅沢だろうか?
毎日、通勤のためとはいえ往復100km以上移動している。

いや、言いたいことは エネルギーや各種資源をお金を出して使うことのできる立場にいる 我々がそれらを適切に使っているだろうか、そういう意識をもって暮らしているだろうか
ということなんですね。
いちど、現地の心ある人々と話してみたい気がします。

7月11日:

朝7時に起きて、参院選の投票にいってきましたよ。
いつも解せないと思ってるのは、いわゆる「1票の格差」というやつですね。」
今回も、5.16倍の差のまま投票に持ち込まれてしまいました。
司法が行政に振り回されてるのですね。

埼玉に住んでて、なにがイヤかっていうと、ぼくの一票の重みが軽んじられてるということですね。

比例区では、前回の衆議院選挙で民主党 2,210万票、自民党 2,066万票と
すでに民主党が第一党になってるのですね。
それなのに、衆院議員数は自民党が 259,民主党 176なのですね。
これが、一票の格差による結果ですよ。
得票が10%少ないほうが、議席数で30%も多いなんて承服できませんよね。

区割りのし直しとか、いろんな案は各方面からでてます。

都会の人間が、田舎の人間を「悪いようにはしないよ」と思っても、
それは田舎の人間には伝わってないのですね。

あとねー、年代別で投票にいってない20、30代の年代の人たち。
この人たちの意思表示が必要ですね。 地域的に、一票の重みが軽いところに 住んでる場合が多いのでしょうけれども。


一票の格差を考える会

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