2003年5月 日々雑感の目次へ トップページへ

5月23日:
 なにも公認会計士が死ななくてもいいのに
(りそな銀行への公金注入について)

りそな銀行の今期の決算監査を請け負うはずだった
朝日監査法人の38歳の公認会計士が飛び降り自殺したんだそうですね。
(5/23付け 朝日新聞 朝刊で読みました。)
 同銀行を監査するグループのリーダー格だったとか。
本人も関西出身であり、大阪府の公金取り扱い銀行である
大和銀行(りそなHDの配下の銀行)を破綻に追い込む宣言をするのを
ためらったんでしょうかね?

銀行への破綻宣言でそんなに責任感じなくてもいいのに。 と傍目(はため)には思いますけど。
だって、銀行というところは、事業会社の生殺与奪の権利を握ってるわけだし、
事業会社の破綻宣言なんて、日常業務として行ってるんですよ。
そういう銀行という業態で仕事をしてるんだから、自分自身が破綻宣言される
ことを予測しながら、保守的に(prudentially)に営業するのが
当然じゃないですか?

それなのに、往生際が悪いのは勝田泰久頭取以下、りそなHDの役員たちです。


それとですね、関連してなんですが、りそなのもう一つの片割れ
「埼玉りそな銀行」なんですけど、ぼくの地元・埼玉県の公金取り扱い銀行なわけですよ。
逝ってしまうのは、お隣の足利銀行のほうが先かな?
と思ってたんですが、やられちゃいましたね。
駅前のATMの看板の掛け替えがやっと済んで1ヶ月で逝ってしまうんだから、
生き馬の耳に念仏の世界(??)ですね。

これは組んだ相手(大和銀行)が悪かったのか、 あさひ銀行時代の相手(協和銀行)が悪かったのか、
もともとの埼玉銀行はそんなに悪い内容じゃなかったはずなんだけど。

こんなことを一介の町人であるぼくがこぼすのはかまわないと思うのですがね、

県知事の職にある土屋義彦氏がおんなじようなことを言っててはまずいんじゃないですか?
曰く「埼玉りそな銀行だけグループを離れて営業できないか?」だって。

埼玉県ってりそなグループに出資してるんでしたっけ?
りそなグループの方針がいやなら、県議会で議論して
公金取り扱い銀行を武蔵野銀行あたりに替えてしまえば済む話じゃないですかね?

5月22日:
 SARSの蔓延について

SARSの猛威はとどまるところを知らないようですね。
本日現在ですと、台湾の罹患者の増加具合が中国本土を上回っている
ことになってますけど、どうも素直に信じられないですね。

つまり、中国本土で増加傾向が収まったように見えるのは、
調査ができる都市部だけであって、いまは地方辺縁部に
流行地域が移ってきているだけなのではないか?
と想像するわけです。
マスコミは外交問題になるんで、こんなこと口に出せないのかもしれないけど。

しかし、これから相当期間、中国はSARSに悩まされることになるんでしょうね。
散発的な流行を各地で繰り返すことになるのでしょう。

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