2002年7月 日々雑感の目次へ トップページへ

7月28日:

やっぱり反対 国民総背番号制(住民基本情報ネット)

 片山虎之助総務相がいくら「住基ネットは安全です」と言っても胡散臭さが拭えない。ぼくが想像していなかったリスクを語ってくれたのが、
土曜の朝日ニュースター「パックインジャーナル」の解説員。ITに詳しい人だった。いわく、
住基ネットと全く同じシステムが秘密裡に開発されている。住基ネットが運用を開始したとき、その裏システムも動き出す。そして、そのシステムを開発・管理しているのは、犯罪集団。住基ネットのもともとの情報の他に、個人情報を付加して経済犯罪に使用するのだという。もちろん、そんな裏システムが運用されていることは表の世界には知られないように。つまり、事故の際は、まるで表のシステムから情報が漏れたように見えるだけ。 表のシステムの運用者が非難されるが原因がつきとめられない。

 また、使用されるOSがms社のwindowsという隙間だらけのものだということ。これを聞いただけで自分の情報を提供するのを拒否したくなる。
このOSは米国製だから、OSに作り込んである暗号化のしかけはms社や、米国政府によって骨抜きにされてしまう。

いちど痛いめにあわないとわからないようですね。
せめて国産OSのTRON系のにして、文字体系も「超漢字」あたりにしたらよかったのに。
そういえば、役所は漢字の異体に厳密だったと思うけど、ms用の文字体系でカバーできるのかな?

こんなところでぶつぶつ言ってても、来月5日には運用が始まる。 もう僕にも11ケタの番号が振られてしまってるんでしょうね。そして、数年後にはこの番号なしには、何事もできない、コンビニでおにぎりも買えないという社会になってしまうんだろうね。

7月27日:

対立候補がやっと出馬表明しましたね

 長野県議会議員の妻たちが参加する市民グループが担ぐ、飯田の弁護士 長谷川京子氏がようやく県知事選に出馬表明しましたね。 これでいちおうの対立軸ができたわけだ。
この人以外にも松下政経塾出身の人やら、石原都知事の元秘書とか出てきたけど
票を食い合いそうだな。
有権者は判断基準がはっきりしなくてご苦労さまですね。

7月7日:

突っ張れ 田中康夫

 長野県議会での田中県知事不信任案が可決された。

最近、知事の独断専行の業務スタイルが支援グループメンバーの離反まで呼んでいると聞くけれど。
県議会のほうもそんな風向きを意識したのだろうか、知事の支持率が低下気味であることに勢いを感じて不信任案を提出、可決させたのだろう。
田中知事よりも以前に選挙されていて、前知事との心地よい協力関係に戻りたいという意識なのか?
腑に落ちないのは、不信任案決議のときに議会を欠席して旗幟を明らかにしなかった議員たちがいたことだ。県議会議員である自分が踏み絵を踏まされる次の選挙での影響をおそれたのだろうか?腰がひけているな。

 15日以内に、田中知事は県議会解散あるいは県知事失職などの道を選ばねばならない。田中氏の発言を聞いていると、まだまだやる気はありそうだ。
県議会解散の上 県議会選挙、同時に県知事失職そして県知事選の実施で田中氏が再立候補、というのが県民の声を聞こうとする、いちばんすっきりした手段だと思う。
あるいは、県議会は解散せず、自分自身の評価を県民に問うため、県知事選だけ実施というのもあり得る。ここで田中康夫再選ということになると、県議会の意思と県民の意思が対立することになり、県議会のほうはずいぶん居心地の悪い(=県民の意思を反映していない)状態になる。

 県知事選実施の際、県議会が推す候補者は誰になるのだろう? 常套手段として県庁幹部あたりから出てくるのか? それで田中康夫氏のようなインパクトがあるのか?
 さて、しばらく長野の県政から目を離せなくなりそうだ。

 今回の表面的な争点となっている「脱ダム」問題ですが、ぼくは「脱ダム」賛成です。
 埼玉県も土屋県政に波風をたててくれる人は出てこないですかね?よもや娘の土屋品子議員に県知事職禅譲なんてことになったら、700万県民の名折れですよ。


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