2001年5月 日々雑感の目次へ トップページへ

  


5月13日:

[雪印乳業の品質管理とは?]

昨年の集団食中毒事件からしばらく事故のなかった雪印乳業だが、
こんどは長崎県でモナカアイスの中に長さ1.7cmの針金が混入していて、
それを食べた人の歯茎に刺さったんだそうな。

委託先の製品とはいえ、雪印ブランドで売っていたわけだから、
悪印象は免れません。

最近、近所のコンビニでも雪印牛乳を普通に扱っており、
別の会社の宅配牛乳で足りない週などは、雪印牛乳を買ったりしたものだが、
今後は再考しなければいけないだろうか?

アイスと生乳では別製品、しかも委託先の製品とはいっても、
雪印乳業としての品質管理の一環には違いないのだから。

しかし、同製品を回収しない、との広報には、もっと具体的なところを聞いてみたい。
なぜ、「同様の混入が起こった可能性はない」と判断したのか。

今回の事件が、雪印ブランドを葬り去ってしまうおそれがあると、
本社は認識しないのだろうか?

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http://tokyonet.asahi.com/national/update/0512/013.html

雪印のアイスにワイヤ片 中学生、歯ぐきにけが

長崎市内で販売された雪印乳業(本社・東京)製の冷菓「バニラ&チョコモナカ」の中
に、ステンレス製のワイヤが混入、食べた同市内の中学生の歯茎に刺さっていたこと
が、12日までにわかった。中学生の家族が同社に連絡した。

 3日に市内のスーパーで買い、7日に食べたという。
同社によると、ワイヤ片は長さ17ミリ、直径0.18ミリの細い波状。製造委託している
愛知県の食品会社が作ったモナカの「皮」部分に、型の焦げを取り除くワイヤブラシの
破片が混入したと見られる。

 アイスを詰める委託先の冷菓製造会社工場(静岡県)でも、ワイヤの入った「皮」に気
付かずに製造、出荷。4月5、6、10日に全国に出荷された4万8000パックの1つ。
雪印乳業は「製造の工程などを調査したが、同様の混入が起こった可能性はない」と
して、自主回収は見送っている。同社広報室は「あってはならないこと。さらに詳しく調
査し、再発防止策を検討する」と話している。(11:34)

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